今日も不思議なものを見た。

不思議なものを見た、というよりも不思議なことを聞いた。
そのように表現する方が正しいのかもしれない。

19時を過ぎると、最近はめっきり暗くなる。
それでも日焼けを避けたい私は、その時間に走り始めていた。
30分ほどランニングをすると雨が降ってきた。
30分も走ると、距離もそこそこ。引き返すよりも、そのまま走り続ける方を選択した。
眼鏡もコンタクトも身につけていない、裸眼視力0.1の視界。
汗と雨、そして夜の闇が私の視界をさらに不鮮明なものへとする。
足元が完全にお留守だった、マンホールに気付けないほどに。
雨に濡れたマンホールの滑りやすさは、もはや言うまでもないだろう。
誰もが経験していることと思う。

そう。
マンホールで滑った。
しかし、転倒しまいと咄嗟にバランスを保とうとした。
走ってきたことによる慣性力、そこにバランスを保とうとするために自分で生み出した強制力が加わる。
2つのベクトルが合わさり、私を回転させる方向へと合力が働いた。

その瞬間、私は天使になった。

マンホールの上で綺麗な1回転。
氷上の天使ならぬ、マンホール上の天使だ。

だが、天使は神に罰を与えられた。
そのときの私とフィギュア選手の決定的な違いは何か。
体型?運動神経?経験?いいや、違う。スケート靴だ。
1回転の急激な運動に、私の靴がついていけなかった。
マンホール上の天使は、アスファルト上に転倒。
手の平に擦り傷を負った。

擦り傷を洗浄しようと、近くの公園に立ち寄った。
桜公園と呼ばれる地元で有名な公園だ。
その名の通り、桜が立ち並び、春には満開な桜が花見客を楽しませている。
しかしながら、公園という名から連想されるようなブランコや滑り台といった遊具は何もない。
あるのは池と築山。小さな自然公園と思って頂ければ幸いである。

公園の水道で傷口を洗い、小休憩をしようとベンチに腰掛けた。
節電の影響か街灯もまばら。
動く気配がないと、それがヒトなのか木なのかさえ認識できない。
そこで私は声を聞いた。
野太いオジサンの声で、何事か喋ったり、大声で笑ったりしている。
「それはねーだろ!! アーーーッハッハッハ!!」
誰かと話しているのかなと思い、私は声のする方に行ってみた。
するとそこには、オジサンらしき人影がポツンと1つ。
他に人がいるような様子はない。
なおも続くオジサンの笑い声。
「アーッハッハッハ!! いいね、いいね」

怖くなった。
恐怖心が好奇心を打ち負かそうとしたとき、恐怖心を掻き消す答えが浮かんだ。
(そうか、電話してるのか‥‥)
何とも平凡な結論に私自身少しガッカリ。
いくら夏と夜のコンボとはいえ、変人が世の中に溢れていても困る。
そう思いつつ、私は再びベンチに腰掛けた。
私の座ったベンチは公園の出入口に位置している。
ベンチに座って1分ほどで、先程のオジサンが公園から出ようと歩いてきた、もちろん笑いながら。
携帯を持っているようには見えないが、オジサンの反対側はわからない。
そもそも、この暗闇では目視で確認することは出来ない。
プルルルル プルルルル
オジサンの方から電子音が鳴った。
「うわっ、電話だ!! 誰からだ!! ‥‥‥はい、もしもし。」
何事もなかったかのように電話にでるオジサン。

私は、ベンチでしばらく ( ゚д゚) ポカーン としていた。

これまでの会話や笑い声は、電話で誰かと話しているものではなかった。
結局、あのオジサンは何だったのだろう‥‥。


どうでもいいけど、マンホールってエロいよね。
マンホール ⇒ マン穴 ⇒ マン〇
地球上の全てのマン〇を地球の女性器だと考えれば、地球とセ〇クスができる!!

1~2年ほど前に、日本民間放送連盟のCMで
男性「ゴミの分別なんて意味ないでしょ。」
地球「そんなことないよ、うれしい。」
女性「それはきっと地球の声。出来る事を少しずつ、家庭からSTOP温暖化!!」

というものがあった。
「そんなことないよ、うれしい。」と答えていた地球が可愛い声だったのを思い出した。
私に童貞卒業の兆しが!?

マン〇に入れるのが童貞卒業なら、マン〇(マンホール)に入るのも童貞卒業である。
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by nozomi_eru | 2011-08-20 21:31 | 日記


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