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入院7日目 5/31

朝の診察で、口の両頬からのびていた管が抜かれた。
タンクに溜まっている血は10ccもなく、問題ないと判断された。
どうやって繋がっているか疑問だったのだが、抜かれたといって疑問が解消された訳ではなかった。

ただ、引っこ抜かれた。そんな感じだ。
頬の皮のようなものが残った感じがする。

さらに、ゴム牽引の自己指導がされた。
矯正器具にゴムをかけるだけだが、今までやってきた中で一番小さいゴムのため
序盤はやはり苦戦。なんとか掛けることに成功。
メガネがあればもっと楽にできそうだ。つまりは病室なら楽にできるだろう。
それでも、初めてにしてはかなり上手いと褒められた。
女医に。

病室に戻ると、息つく暇も無く薬剤師の先生が入ってくる。
神経回復のための薬を渡された。毎食後に飲む。
そう、今日から食事ができるのだ。

下唇(左側)に若干の麻痺があったが、特に気にならない程度だった。
すぐに治癒することを祈る。

昼食が運ばれてきた。
水分5分ご飯5分のお粥。
オカズは徹底的に切り刻まれたキザミ食だ。

久々の御飯。正直楽しみにしてました。

が、キザミ食を一口食べてガッカリ。

まずい・・・。まずすぎる・・・。
ほうれん草とニンジンを刻んだだけでこんなにも不味くなるなんて・・・。びっくりだ。

私は決して美食家ではない。学校給食も文句言わずに全部食べきっていた。
だが、これは・・・まずすぎる。
普通に食べ物として食べたモノの中で一番不味いと思う。

お粥も勿論美味くないが、久々の食事のため、そこは我慢できた。
それに不味いお浸し(?)を流し込むために、お粥は重宝した。

食事を終えると、邪魔な包帯を少しよけ、イヤホンを捻じ込む。
久々にmp3を聴いた。
なんか新鮮な感じがした。

今、自分についている枷は点滴と包帯のみ。
吸引の必要も全くなくなり、寝返りも楽にうてるようになった。

すると、母親が迎えにきた。
親は「痛そう」といった感想をもったようだが、痛みはなかった。
首のところに酷いアザが広がっていたようだが、痛みはなかった。
包帯が緩くなっていたために、先生が親の目の前で包帯を掛けなおした。
すると、親もびっくりの顔面が露に。
プチトマトのようだと話していた。
丸い顔、上にちょこんと髪があると。
私は別に剃りこみを入れてる訳じゃありません。
至って普通の髪形なんですが・・・。

煎餅の感想もきく。
2番目に買ったとこが美味しいそうだ。

28日に折角もってきて貰ったパソコンだが、エラーのため動画再生ができない。
メモ書きを渡し、DirectXを持ってくるように頼んだ。

早ければ、また明日来るとのこと。

夕飯ももちろん美味くはなかった。
ただ、鶏肉とジョアのお陰で幾分かマシ。
そんなに苦もなく噛むことができるので、もう少しまともな食事がしたい。

眠りにつく前、向かいのベッドの老人に備われている医療器具が鳴る。
ピーッと甲高い音の為、全然寝付けなくなる。

看護師が来るまでソレは鳴り続け、
何もせず、何も考えずに、消されるのを待っていた。

看護師さんが病室に来てから5分ほどして鳴り止んだ。

そして、僕は眠った。
by nozomi_eru | 2007-05-31 23:59


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