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都市伝説を考えよう~第2回~

第2回目の今回は完全自作に挑戦。



『百目の子供』

A子は中学生の頃から大勢の男性と付き合っていた。
無論、肉体関係にまで発展することも度々あり、中学生・高校生の小遣いで避妊する余裕もない。
A子は避妊することなく、生殖行為に及んでいた。程なくA子の妊娠が発覚。
両親には相談できず、中絶するだけのお金もない。
A子は過度な運動や腹部を痛めつけたりし、自力で強引に流産させた。

それでも、A子は男付き合いをやめなかった。
そして妊娠、流産を繰り返していた。

そんなA子も社会人になると、運命の男性と巡り合い結婚。そして妊娠した。

幸せの絶頂の中、流産することもなく無事に出産……
「なんだこれは」
「何でしょう」
我が子を取り出した医師と看護師が不思議そうにしている。
その赤ん坊には体中に傷のような線が幾つも付いていた。
そんなことをお構いなしに、我が子を抱きたい一心のA子は、医師から赤ん坊を受け取った。
A子が赤ん坊を抱き寄せると、赤ん坊の目が開いた。
「きゃあああああああああああああああ」
目が開くと同時に、赤ん坊の全身に無数の眼が現れた。
医師が訝しんだ無数の傷は全て赤ん坊の眼だったのだ。
A子は赤ん坊を投げ捨て、発狂してしまった。
赤ん坊は投げ捨てられた衝撃で死んでしまった。

胎児の体のうちで一番早く出来上がる眼は、乱暴な中絶で取り除かれず、A子の胎内に残っていた。
それが赤ん坊の身体に融合していき、全身に眼が現れたのだった。



ハイハイ、ワロスワロス。
自分で考えてみたものの、あまりに強引な設定。
一応、現代の日本を風刺するような社会的な都市伝説にしたつもりです。

気に入った人は、是非!是非!広めていってください!!
いつかこの話が世間に浸透することを願って、第2回終了。
by nozomi_eru | 2009-03-02 14:54 | 自作都市伝説


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