夏休みが終わり

夏休みが終わり、
すぐに期末試験が始まります。

9月の5連休は期末試験を挟んでいるため、
5連休明けの試験科目によると、全く遊べなくなりそうです。・゚・(ノ∀`)・゚・。

追試がなければ、追試期間が休みになるそうなので頑張ります。





『本当は悲しい桃太郎』

昔々、おじいさんとおばあさんが山奥に住んでいました。
子宝には恵まれず、たった2人で、とても裕福とは言えない暮らし。
おじいさんが町で薪を売ることで、何とか生計を立てていた。

ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、上流から何かが流れてきた。
それはお腹の大きな女性、つまりは妊婦だった。
この町での身投げは珍しいことではない。
領地を支配する悪代官の圧制は日に日に増し、女性に対しての強引な性的行為もしばしば。
年貢と称しては、町民の財産や食料を巻き上げ、生活困窮者は絶えなかった。
おばあさんが女性を引き上げると、女性は一時だけ息を吹き返したが、すぐに死んでしまった。
おばあさんは自宅から包丁を持ち出すと、
「子供だけは、子供だけは‥‥」と、女性の大きな腹をかき切った。
赤ん坊は無事だった。

「爺さんや!爺さんや!」
「どうした婆さん、その子はなんだい?」
婆さんが事のあらましを話し、
「うちで育てよう」と爺さんに持ちかけると、爺さんは快く承諾した。
赤ん坊は太郎と名づけられた。

月日は経ち、太郎はすくすくと成長した。
太郎は爺さんの仕事を手伝うようになり、町へと下りることとなった。
「おいおい、爺さんにこんな若い子供がいたのかい?」
爺さんの常連のお客が、何気なく爺さんに問う。
爺さんは困った。
困ったあげくに、おそらく最悪な解答をしてしまった。
「この子は桃から生まれてきたんだよ」

太郎は、桃から生まれた桃太郎として町で有名になった。
そのお陰か、爺さんの薪は飛ぶように売れ、たくさんのお金を稼ぐことができた。
しかし、暮らしが豊かになった訳ではなかった。
稼いだお金のほとんどを悪代官に搾り取られていたのだ。
その悪政に耐えかねた太郎は、爺さんと婆さんに言った。
「悪代官を殺してきます」
2人は猛反対をしたが、太郎の説得で折れ、しぶしぶ了解した。

「お父さん、お母さん今までありがとうございました。」
太郎がいざ出発をするとき、爺さんと婆さんは涙が止まらなかった。
「太郎や、これを持っていきなさい。」
それは4つのきび団子だった。
「お母さんありがとう。大切にいただきます。」
「違うよ。食べちゃだめだよ。失敗して、代官様に捕まりそうになったら食べなさい。」
その言葉で太郎は悟った。
そして思い出した、過去に代官暗殺を企て、失敗した者たちの末路が酷いものだったことを。
「分かりました。いってきます、必ず戻ってきます。」
「いってらっしゃい」

「桃太郎さん、聞きましたよ」
町民の中で一番の賢いと評判の犬山が話しかけてきた。
「何をだい?」
「町を変えにいくことです。お供いたします。」
「それは頼もしい。是非、お願いします。それでは、これを‥‥」
太郎はきび団子を手渡した。
「これは?」
「失敗したときに食べるものです。」
「なるほど、そういうものですか。」

「桃太郎さん、俺も一緒にいくぜ」
町民の中で一番力持ちの猿田が話しかけてきた。
「猿田さんの力は頼りになります。是非、お願いします」
「がってんだい!」
「それでは、これを」
「おお!美味そうなきび団子だ!早速、頂くぜ」
「食べてはダメだ。失敗したときに食べるんだ。」
「おお、そうか。拷問されたら何も食えないからな。非常食って訳か」
「いや、そういうものでは‥‥」

「べっ、別にあんたのために付いていく訳じゃないんだからねっ!」
町民の中で一番素直じゃない雉尾さんが仲間になった。
「それでは、これを」
「こっ、こんなのいらないんだからっ!」

代官邸に辿りつくと、犬山が作戦を提示した。
皆がそれに承諾し、作戦の決行。
猿田が持ち前の力で塀をぶっ壊し、
猿田が持ち前の力で扉をぶっ壊し、
猿田が持ち前の力で番兵をぶっ飛ばし、
猿田が持ち前の力で代官を引き摺り下ろし、
猿田が持ち前の力で代官を羽交い絞めにした。
そして、犬山が叫ぶ。
「さぁ!桃太郎さん今ですっ!」
短刀を代官の心臓にぐさり!

代官は死んだ。

それは桃太郎が実の父親を殺した瞬間でもあった。

めでたしめでたし
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by nozomi_eru | 2009-09-05 10:32 | 日記


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